平成天皇退位後の呼び方は上皇！現在の名前は明仁で苗字がない理由は？

2019年4月30日に天皇陛下が退位し、平成の世が終わり新元号へ移り変わろうとしております。

天皇陛下が退位した後は、一体なんと呼ぶのか気になるところ。

今上天皇陛下のお名前は、明仁さんと言いますが、調べてみると皇族には苗字がないという事実が発覚しました。

今回は、今上天皇陛下の退位後の呼び名と、なぜ皇族には苗字がないのかを調査していきたいと思います。

現在の天皇陛下の名前は明仁さま

31年続いた平成の世を支えて見守ってきた天皇陛下の名前は、明仁（あきひと）さまです。

笑顔が朗らかで優しく、皇后様と仲が良くていつも一緒に寄りをっているイメージがありませんか。

体調を崩された時もあるし、結婚当初などは避難を浴びた時もありますが、『共に乗り越えてきた』という印象があります。

天皇陛下の称号とされる幼少時の呼び名は、継宮（つぐのみや）さまで、シンボルマークとして掲げられているお印は、榮（えい）です。

退位後の天皇陛下の呼び方は上皇（じょうこう）様

2019年4月30日に天皇陛下が退位することが決まっております。

退位後は何と呼べばいいの？

今まで『天皇陛下』、『今上天皇（きんじょうてんのう）様』と呼ばれ親しまれておりましたが、退位後は『上皇（じょうこう）様』と名称が決まっております。

他にも、『先帝陛下（せんていへいか）』と歴代の天皇陛下を公の場で呼んでおり、その次代の元号と合わせて『明治大帝陛下』や『昭和大帝陛下』などの使われ方も存在しております。

ちなみに、天皇陛下の奥様である皇后様は、『上皇后（じょうこうごう）様』になると発表がありました。

『平成天皇』の呼び名はまだ間違い

今上天皇さまを『平成天皇』と呼ばれている方もいるようで、サジェストも出ておりますが、『平成天皇』という呼び方は現在は間違いです。

平成天皇は間違い！

今まで天皇陛下が退位を決断することは、とても珍しいことなので混乱するかもしれませんが、『元号＋天皇』の呼び方は、天皇陛下が死去した後に言い伝えられる名称なのです。

なので、間違った呼び方だと知った皆様は、『平成天皇』とまだ口にしないでくださいね。

『昭和天皇』や『明治天皇』も生きている間は呼ばれていなかったよ。

新しい元号に変わる時は、天皇がお亡くなりになられた場合が多いので、新時代と共に先代の天皇への敬いが込められていたと勘違いしてしまうのは仕方のないことですが、間違えていた皆様は今からは呼び方を改めましょうね。

皇族に苗字がない理由は

天皇家を含め、皇族には苗字がありません。

天皇陛下の次男に秋篠宮殿下がいらっしゃいますが、『秋篠宮』も苗字ではなく宮号（みやごう）と呼ばれており、皇族男子が婚姻して独立する際に与えられる形式の称号のことです。

宮号を有する者は、『○○宮』とし、その妻は『○○宮妃』と称される決まりがあることが分かりました。

なので、天皇陛下と皇太子さまには、婚姻しても独立はしないので『宮号』は与えられないどうですよ。

何で皇族には苗字がないの？

天皇の祖先を辿っていくと、古事記や日本書紀では『神』に位置づけされます。

そのことから、『苗字は天皇から与えられるもの』とされており、皇族は苗字を自分たちに与えるわけにはいきませんでした。

そして、与えてくれる存在の人もいなかったのが、皇族に苗字がない理由だと言われております。

まとめ

平成の世を支えてきた天皇陛下は、2019年4月30日をもって退位になります。

退位後は『上皇様』と呼ばれるそうですよ。

今上天皇陛下の名前は、明仁様ですが、皇族は苗字がありません。

苗字がない理由は、『苗字は天皇から与えられるもの』という考えから自分たちに与えてくれる人がいなかったためだと言われております。