グッドドクター5話ドラマの見逃しとあらすじネタバレ!ソプラノ歌手の声は?

 

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ドラマ『グッド・ドクター』第5話は、8月9日(木曜日)よる10時からフジテレビ系列にて放送です。

 

4話のラストでは、湊を画像診断科へ異動させて小児科から離れてもらうことを高山が決断し、指導医である瀬戸にだけ告げました。

 

高山は、副院長の猪口が湊がトラブルを起こすのを狙い、小児科を潰そうと企てていることを偶然耳にしてし知ってしまったのです。

 

小児科を守るためか、湊の医師生命を考えてのことか…。

それから、湊は小児科から離れてしまうのでしょうか。

 

前回からどうなってしまうのか気になっている方も多いはず。

 

今回は、グッド・ドクター5話の見逃し配信やあらすじのネタバレを中心に、まとめていきたいと思います。

 

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グッド・ドクター 5話の予告と無料の見逃し配信期間

 

第5話は、天才ボーイソプラノ歌手の羽山響の物語です。

 

響はリサイタルに出演するため、父親から厳しいレッスンに励んでいると喉に違和感を感じ、東郷記念病院へ診察に訪れました。

 

響の喉は酷い炎症を起こしており、早急の手術が必要な状態。

 

しかし、術後に高音が出なくなるリスクがあり、父親は大反対をする。

 

優先すべきはリスクか、子どもたちの夢か…。

 

5話を見逃してしまった方、もう一度見逃し配信で見たい方は、ドラマ放送終了後から、2018年8月16日 20時59分までFODで無料配信しております。

 

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グッド・ドクター第5話の主なキャスト

新堂 湊山﨑 賢人主人公で医師を目指す
瀬戸 夏美上野 樹里湊の指導医
高山 誠司藤木 直人小児外科のエース
間宮 啓介戸次 重幸小児外科長
橋口 太郎浜野 謙太看護師
東郷 美智中村 ゆり理事長
志賀 明柄本 明院長
猪口隆之介板尾 創路副院長
羽山 響城桧 吏天才ボーイソプラノ歌手
羽山 徹郎三浦 誠響の父親
武智 太郎斎藤 汰鷹響の大ファンで入院患者
高山まさと吉村界人高山誠司の弟

 

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グッド・ドクター 5話あらずじネタバレ

Twitterには、湊役の山崎賢人さんと、5話で出演した響役の城 桧吏(じょう かいり)くんのイケメン2人がキメポーズをしている画像がありました。

 

 

さて、父親が反対しているので手術を受けれない響は入院することになったが、病状は悪化していくばかり。

 

響の声は助かるのでしょうか。

 

そして今回も湊は、患者の親に『出ていけ』と言われてしまいます。

 

湊・高山・瀬戸のそれぞれの想いと行動に大注目ですね。

 

さて、それでは5話の内容をネタバレしていきたいと思います。

 

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『羽山響 ボーイソプラノコンサート2018』

天才ボーイソプラノ歌手のとして有名な羽山響(城桧吏)くん10歳が、ステージでスポットライトを浴びながら、美しい歌声を披露していた。

 

コンサート会場の客席には、父親も嬉しそうに歌声を聴いて見守っている。

 

テレビでは、コンサート時の映像と、父親のコメントが放送されていた。

『世界の舞台で歌いたいという息子の夢を、父親として最大限サポートしていきたいです。』

 

居酒屋では、『あの親父ボロ儲けだな。』『あんな息子いればなぁ。』と、カウンターで酒を飲みながら男性客が放送を見て談笑していてた。

少し離れたテーブル席では、一人の男性客が他の客との会話には混ざらず、タバコの煙を消していた。

 

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小児科の大部屋では

東郷記念病院にある小児科の大部屋でも、新堂湊(山﨑賢人)看護師の橋口太郎(浜野謙太)が、子どもたちと一緒に響きの出演しているテレビを観て歌声に聴き入っていた。

 

湊が言うには、響の声の周波数はf分の1(エフぶんのイチ)揺らぎだそうだ。

 

聴くことで交感神経の興奮を抑えるリラックス効果があり、他には電車の揺れ方や小川のせせらぎ、蛍の光り方などがf分の1揺らぎである。

 

入院患者の武智倫太朗(斎藤汰鷹)は、ずっと前から響の大ファンであることを、みんなに話して響を観れて喜んでいた。

 

倫太朗たちは、病院内で行われるお楽しみ会で合唱を披露することになっている。

『お楽しみ会まで時間がない。みんなも歌の練習しようか。』

樋口のかけごえで、子どもたちは合唱の練習に行くのであった。

 

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響の咳が止まらない

響は、来週ドイツのベルリン音楽堂で日本人初のリサイタルに出演するため、父親の羽山徹郎(三浦誠己)から厳しいレッスンを受けていた。

 

徹郎は、伴奏していたピアノをガンッと鳴らし途中で止める。

『何だそのピッチは。そんなんじゃベルリンで大恥かくぞ。もう一回頭から。』

 

響の額には汗が。

咳も止まらなくなってしまい、苦しくなって抱え込むようにその場に倒れこんだ。

 

徹郎は、ようやく響の様子がおかしいことに気づき、東郷記念病院へ検診に訪れた。

診察は、瀬戸夏美(上野樹里)が担当。

 

響の喉は、炎症を起こして膿(うみ)がたまっていた。

詳しく調べるために血液検査とCTをしようとすると、咳も止まったことだし練習があるから早めに帰してもらいたいと徹郎は頼むが、瀬戸は検査の結果が出るまで待ってもらうことにした。

 

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症状の意見を交わす

カンファレス室(会議室)では響のCT画像を見ながら、症状について『一般的な膿瘍(のうよう)ではないか』、『甲状腺付近も腫れているので甲状腺炎ではないか』と、意見を交わしていた。

 

高山には響の病気がわかっていた。

 

『いや、どちらも違う』

そういうと、話し合いに参加していなかった湊を呼んだ。

 

湊は少し離れた場所で、1番の大好物のオニギリを食べていた。

食べかけのオニギリをどうしようかと思ったが、全て口の中に入れて頬張るのだった。

 

響の診断画像を見せると、下咽頭梨状窩瘻(かいんとうりじょうかろう)と答える湊。

食道入り口部の両側にある梨状窩に、穴が空いている先天性の難病だった。

 

『正確に診断出来たのは、新堂だけだ』

高山が正解だと告げると喜ぶ湊。

 

しかし、瀬戸は高山から湊を画像診断科へ異動させて小児科から離れてもらうと言われていたので、湊に診断画像を見せて所見を伺った高山の行動が気になっていた。

 

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ボーイソプラノ歌手の声は高音が出なくなるかも

響には早急の手術が必要だった。

 

下咽頭梨状窩瘻の手術は、皮膚を切開し炎症をおこした部分を切除する必要があるのだが、CTを見る限り甲状腺にも炎症があり、ここも切除すると高音が出なくなる。

 

声帯の近くにある神経を傷つける恐れがあるが、手術をしない限り病状を繰り返し悪化してしまう。

 

響の高音が出なくなるリスクを恐れる徹郎。

ベルリンのリサイタルのため明日出国するので、とりあえず痛みだけとってほしいと頼むのであった。

 

診察室の外では、響がイスに座りイヤホンをつけ、何かを聴きながら待っている。

その様子を見守っていた湊が話しかけた。

 

『ため息の数だけ幸せが逃げると言いますが、そうではありません。

 適度のため息はリラックスする効果があると言われています。

 響くんの歌声と同じ効果があると言われています。』

 

響がため息をついていたので、湊は励まし自身も一緒にため息をついたのだった。

 

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響は入院することに

父親がリスクを恐れ手術を反対したので、ひとまず入院して抗菌薬で対応することになった。

 

響の病室は、南向きの個室を用意された。

 

間宮の案内で病室に向かう途中、お楽しみ会で披露する合唱の練習をしている子どもたちの前を横切ると、倫太郎が響の姿に気がついた。

 

『マジかよ。本物カコイイ。入院していてよかった』

子どもたちは、それぞれ思ったことを口にて喜んでいた。

 

湊は響の病室を訪れて、病院内で有名なやんちゃトリオの 奈緒(川島夕空)、圭太(小島怜珠)、倫太朗(斎藤汰鷹)を紹介したが、イヤホンをしていたことと反応が何もなかったので、奈緒が聞こえていないのではと心配をした。

 

倫太郎が片方のイヤホンを取り、お楽しみ会に誘う。

『今度のお楽しみ会で合唱をするんだ。響くんも一緒に歌おう。』

 

お楽しみ会で歌う楽譜を倫太郎から受け取ると、びりびりと破きゴミ箱に捨ててしまった。

そこへ、徹郎が病室に戻ってきて、湊と倫太郎たちが息子を合唱に誘いに来たことを知り、怒り始めた。

 

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ボーイソプラノ歌手の歌声は百万円

『何を考えているんですか』

個室の外では徹郎が怒鳴っており、間宮と瀬戸が頭を下げていた。

 

『言いたくはありませんが、あの子の歌声はワンステージ百万ですよ。百万。』

『僕の5ヶ月分の給料です。』

徹郎が百万を繰り返し言い強調するので、湊は答えたのだが間宮に黙っていろと止められる。

 

『息子をそこら辺にいる子と、一緒にしないでいただきたい。今臨在あの子たちを近づけないでくださいよ。』

 

湊がどうしてか聞こうとすると、間宮がまた止める

そして、瀬戸に二度と無礼のないように湊を見張っておけと指示をするのだった。

 

瀬戸は、もう倫太郎たちを響の部屋に連れて行かない方がいいことを説明をするが、湊は理解できずにどうしてか何度も尋ねる。

 

『とにかく、余計なことをしない方がいいと思う。』

『響くんを元気にすることは余計なことではありません。』

 

瀬戸は、湊が画像診断科に転科させられそうで心配だった。

 

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また咳が止まらなくなる

倫太郎は、一人で響の病室を訪れた。

 

合唱の練習でみんなに『音痴音痴』と言われたことを愚痴り、こっそり歌を教えて欲しいと頼んでいた。

すると、響は咳が止まらなくなってしまう。

 

倫太郎は、急いで先生を呼びに行くと、湊を見つけて服の端をつかみ響の病室に連れて行く。

 

湊は額に手を当てて熱を診て、包帯を取って喉を確認すると膿が溜まって炎症がおきていた。

 

徹郎も病室に戻ってきて響の異変に心配するが、担当していた医師が湊だと分かると倫太郎と一緒に病室から追い出してしまった。

 

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手術には断固反対

病室には瀬戸と高山がかけつけた。

 

『冷やすと楽になるからね。』

瀬戸は、濡らしたタオルを響の喉に当ててあげた。

 

高山は、徹郎に響の状態を説明した。

 

『お父様。息子さんは、手術をしない限り炎症を繰り返してしまいます。完治することはありません。』

『何度も申し上げている通り、声がでなくリスクがある以上、手術はしません。痛みだけ取ってあげてください。』

 

病室の外まで話しが聞こえていたので、湊が『だめです』と言いながら割って入ってきた。

 

『いくら痛みを撮ったところで、それは治療ではありません。響くんは苦しいままです。』

『父親の私がいいと言っているんだ。』

『どうしてお父さんなのに、助けてあげないんですか。』

 

二人のやり取りを聞いていた高山は、瀬戸に鎮痛剤を投与することを指示した。

その治療だとダメだと思い湊は止めに入ろうとするが、高山が連れ出すのだった。

 

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画像診断科へ転科命令

高山は転科願いを渡すと、画像診断科に行くことを命令した。

 

『画像診断科に行け。』

『どうしてですか。僕は子どもを治したいです。』

『画像診断科でも、患者の命を救うことに変わりない。』

『いやです。僕は小児外科医になります。』

『お前には無理だ。』

『どうして無理なんですか。無理かどうかわかりません。』

『自分の感情をコントロールできない人間に、患者と関わることは出来ない。

 医師を続けたいなら画像診断科に行け。』

『僕は小児外科医になります。どれだけ怒られても小児外科医になります。』

 

転移願いを高山に返そうとするが、受け取ってもらえないのでその場に落として走り去って行く。

その途中で湊は治療を終えた瀬戸と会うが、一瞬目を合わせて無言で行ってしまった。

 

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副院長の企みを暴く

転科願いを拾った高山は、副院長の猪口隆之介(板尾 創路)に話しかけられた。

『そんなに重なりますか、弟さんと。彼を画像診断科に転科させるおつもりですね。』

『これ以上、あなた方の好きにはさせられませんからね。』

 

猪口は、湊をコマに院長を失脚させようとしていた。

湊が画像診断科に行けば、猪口たちが望むトラブルを起こす必要もなく、院長が失脚することも小児外科医がなくなることもない。

 

瀬戸は廊下の角で高山と猪口の声がしたので、話を聞いてしまっていた。

 

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湊の夢を高山が知る

その夜、高山と瀬戸は居酒屋で食事をすることに。

『何も知らずに、すみませんでした。』

『別に構わないよ。』

 

瀬戸は、猪口が汚いやり方で湊を利用しようとしていたことに腹を立てて怒っていた。

そして、湊が夢をもって医師を目指していることを、ポロッと口にしてしまい、高山に尋ねられた。

 

湊は幼い頃に兄を亡くし、その時の悔しさを今も忘れられずにいること。

そして、絶対小児外科になって全ての子どもを大人にしたいと思っていること。

 

『その夢を叶えるために、今も一生懸命頑張っているんですけどね。』

瀬戸は湊の夢を高山に教えたのだった。

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病院では

湊は病室を訪れ点滴を確認していた。

そして、響が眠っているのを確認すると、付けていたイヤホンを取り自分の耳に当てて聞いてみるのだった。

 

一方、理事長室では東郷美智(中村ゆり)が電話で融資を断られていた。

落ち込む東郷は高山に電話をかけて、相談したいことがあると話した。

東郷と高山は、付き合っているのだ。

 

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高山の弟は湊に似ている

高山と瀬戸は、少しふらふらした様子で帰宅していた。

 

『そう言えば弟さんいらっしゃったんですね。』

瀬戸は、『そんなに弟さんと重なりますか』と猪口が言っていたことが気になって、どういう意味だったのか尋ねた。

 

その時、東郷から電話がかかってきて高山は『後でかけ直すと』言い電話を切るのだが、ボタンが押せて無くて通話は繋がったままだった。

 

高山と瀬戸は缶ビールを手にし、橋の上で飲みながら話し始めた。

 

『新堂には夢があると言ったな。俺の弟にも夢があった。』

 

高山の弟のまさと(吉村界人)も湊と同じ自閉症を患っていたことを教えるのだった

 

まさとは子供の頃から車が好きで、車の整備士になりたいと話してくれていた。

自ら何かをやりたいと言うのが初めてだったから、高山はどうしても叶えてあげたかった。

 

両親の反対をおしきって、整備工場に一緒に行き働かせてあげてほしいと頼みに行き、頑張れば必ず夢は叶うと背中を押してあげていた。

 

しかし、世間は想像以上に自閉症の扱いに厳しかった。

まさとは勤務時間中、同僚から罵声を浴びせられたりしてキツく当たられていた。

 

そして、帰宅途中に踏切が上がるのを待っていると、同僚が『何やってんの』『挨拶くらいしろよ』と近づいてきてパニックを起こしてしまい、電車に飛び込んでしまった。

 

『何もさせないことが弟のためだった。

 自立なんて出来るはずない。

 夢など諦めろ。

 そう言うべきだった。

 新堂を見ていると弟を思い出す。

 いずれ傷つくことになるあいつを見たくないんだ。』

 

瀬戸は黙って高山の話を聞いていたが、話し終わると何と声をかけていいのか分からなかった。

 

そして、高山の電話が繋がっていた東郷は、今の話を全て聞いていた。

 

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響がいなくなる

翌朝、徹郎がキャリーケースを引き病室を訪れると、そこに響の姿はなかった。

 

瀬戸たちが響の病室に急ぎ状況確認をすると、さっきまでは病室にいたことを樋口が証言した。

 

手分けをして探そうとすると、湊が現れ居場所を知っているようだが、言いたくないと一点張り。

 

後でちゃんと理由は聞くから、どこにいるのか教えてほしいと瀬戸に頼まれる湊。

響は使われていない大部屋の床に座っていた。

 

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ドイツには行かない

徹郎は夕方の便で、飛行機に乗ろうとしていた。

今ならまだ間に合うが、ドイツには行かないと響が反抗するので、強引に立たせて連れて行こうとする。

 

『無理強いはいけません。』

嫌がっているので響を助けようとするが、徹郎は聞く耳を持たない。

仕方なく湊は、響がいつも持ち歩いている音楽プレーヤーを見せた。

 

そこには、『音楽が見つかりません』という表示が出ていた。

音楽を聴いていたと思っていた徹郎は、なぜ聴いていなかったかを尋ねた。

 

『歌なんて嫌いだ。

 歌えば歌うほどお父さんは僕を見なくなった。

 声なんて出なくなったっていい。』

 

病室の外では、倫太郎が響きの苦しみを聞いていた。

 

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瀬戸も転科を薦める

徹郎は、湊が何かを吹き込んだと思い込み、明日退院させることを告げた。

 

『あなたのような普通じゃない医者がいる病院に大切な息子を預けるわけにはいかないんですよ。

 響の人生がかかっているんです。

 新堂先生もご自分の立場を考えてはいかがでしょうか。』

 

湊は傷つき、瀬戸も『世間は想像以上に自閉症の扱いに厳しかった』と高山が話してくれたことを思い出していた様子。

 

湊と歩いて戻っていると、画像診断科に行く話を一度真剣に考えてみる気はなかと瀬戸が口を開いた。

 

画像診断科でなら今日みたいにひどい言葉を浴びせてくる人もいないし、傷つくことなく能力を活かした仕事が出来ると伝えると、どうして高山と同じことを言うのかと疑問に思った。

 

『あなたのためを思って言っているの。』

湊は自分の夢を教えていたので、瀬戸の言葉は諦めろと同じ言葉だったのかもしれない。

 

 嫌いです。そんなこと言う瀬戸先生は嫌いです。』

湊は走ってその場を去ってしまう。

 

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倫太郎は、明るく振る舞う

響は病室に戻っていて、何も知らないのを装った倫太郎が『聞いてくれよ~。』と入ってベッドに腰掛けた。

 

『俺の母ちゃんひどいんだぜ。

 明日の合唱でさ、髪型をツーブロックにしたいって言ったんだ。

 そしたら母ちゃん何て言ったと思う?

 あんたがやったってカッパになるだけだってさ。』

 

倫太郎は、響を気遣って明るく振る舞っていた。

 

『響くんはさ、みんなの前で歌う時どんな気持ちなの?』

戸惑う響きに、ずっと病院にいるから運動会も学芸会も出たことがないことを話し始めた。

 

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倫太郎の病気が再発

お楽しみ会には、子どもたちの親や、響も見に来ていた。

 

倫太郎はみんなの立ち位置などを仕切っていると、突然具合が悪くなり鼻血を出して倒れてしまう。

白血球減少症の症状が出ていて、白血病が再発した可能性があった。

 

子どもたちのところに樋口が戻ると、みんな倫太郎のことを心配していた。

 

響も心配で、倫太郎の様子を見に探しに行くと、無菌室に入れられていた。

そこには、明るく振る舞う母親が落ち込んでいる倫太郎に声をかけていた。

 

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倫太郎が響の歌を好きな理由

自分の病室に戻り、ゴミ箱から破り捨てた合唱の楽譜を拾って眺めていると、湊が倫太郎がどうして響の歌を好きなのか話してくれた。

 

倫太郎は、もし寝たまま死んじゃったらどうしようと考えていたので、寝るのがずっと怖かった。

でも響の歌を聞いていると心がポカポカして、明日がまた楽しみになるそうだ。

 

『響くんは、今は歌が嫌いかもしれません。

 でも、響くんの歌を好きな人は沢山います。

 倫太郎くんもその一人です。』

 

そういうと、湊は響にお願い事を頼まれた。

 

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合唱は大成功

『瀬戸先生、すぐに来てください。響くんたちが。』

徹郎は響のことを考えていると、看護師が息子の名前を口にしたので何事かと思い後をついていく。

 

湊と子どもたちは、倫太郎のいる無菌室に入って並んでいた。

そこには保護者も見に来ていて、徹郎も間に合った。

 

マスクを顎の下にずらして、湊が『せーの』と言う合図とともに、倫太郎に向かってAKB48の『365日の紙飛行機』を歌い始めた。

 

みんなで手をつなぎながら、倫太郎のソロパートは喉を気にしながら響が歌った。

 

そして湊がカーテンの中に入って、倫太郎に作った紙飛行機を渡すと、歌に合わせて子どもたちと一緒に飛ばすのだった。

 

倫太郎が笑ってくれたことに、子どもたちは大喜び。

倫太郎の母も嬉しかった。

 

響と倫太郎はカーテン越しに手を合わせて友情を深めていた。

その姿を見ている響の父も嬉しそうに微笑んでいた。

 

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徹郎が手術を承諾

『あんな風に笑うんですね。』

楽しそうに笑う響を、徹郎は久々に見たのだった。

 

妻を亡くしてから、徹郎の生きがいは響だけだった。

響を誰よりも幸せにしたいと思い、才能を伸ばせることなら何だってしてきた。

 しかし、いつの間にか大切なものを奪ってしまっていたことに気がついた。

 

本当に聞きたいのは、響の歌声ではなく笑い声だった。

そして徹郎は、手術をしてやってほしいと瀬戸に頼むのであった。

 

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手術を手伝うことを願いする

湊は、響きの手術を手伝いたいことを瀬戸にお願いし、喉の絵を見せた。

 

『CTに写らない部分も僕が描きました。』

見事な絵にびっくり驚く瀬戸。

 

梨状窩瘻の根本を直接見つけて直接処理出来れば、甲状腺や膿瘍はほぼ手を付けずに解決することができる。

これなら響の声を残すことが出来ると、湊は考えていた。

 

『このこと響くんのお父さんには?』

瀬戸に聞かれると、以前『医者は神様じゃない。根拠のない希望を与えるな。』と高山に言われていたので、知らせてはいなかった。

『この方法がうまくいくかは実際に喉を開けてみなければ分かりません。だからまだ言いません。』

 

響は合唱でとても楽しそうに歌っていた。

『歌なんて嫌い』と言っていたが、いつかまた歌いたいと思える日が来た時のために、湊は響の夢を守りたかった。

 

湊の想いと、成長している姿に瀬戸は嬉しかった。

 

そして、瀬戸は高山に湊の描いた絵を見せて響のオペに参加させてあげてほしいと頼むのであった。

 

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響の手術

高山が声をかけて、手術がはじまった。

 

これはただの治療ではない。

 患者の未来を守るための手術だ。

 患者にとって一番悔いのないオペにするぞ。』

 

湊の手は震えてしまうが、瀬戸が手を当てて、『大丈夫だよ』と伝えるように見つめてうなずいた。

 

徹郎と子どもたちはオペ室の前で、倫太郎は病室で、それぞれ響きの手術が成功することを祈っていた。

 

しかし、想像以上に炎症の範囲が広く、梨状窩瘻がなかなか見つからない。

 

湊はひらめいて『気管支鏡を梨状窩に入れてください。』と叫ぶのだった。

医師たちはなぜなのか分からなかったが、瀬戸は湊を信じることに。

 

気管支鏡が梨状窩に到達すると、手術室の明かりを消して気管支鏡のライトをつけた。

すると、ライトが赤く光り探していた梨状窩瘻を見つけることが出来た。

 

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また歌いたい

手術は成功し、響の目が覚めると徹郎が手を握っていた。

そして、徹郎に『ありがとう。』と伝えた。

 

響は子どもたちと一緒に合唱をしたことで、歌が誰かのためになるんだと感じることができた。

 

それは、いつだって一生懸命に歌を教えてくれた徹郎のおかげであること。

そして、また歌いたいことを徹郎に伝えた。

 

徹郎は響きを抱きしめ、手術が成功したこととまた歌えることを伝えると、両手で手を握り合うのだった。

 

見守っていた瀬戸と湊が病室から出ていこうとすると、徹郎が湊を呼び止める。

 

『私はあたなにあんなヒドイ態度を取ったのに、何とお礼をしたら…。』

 

『お礼ならもうもらいました。

 僕のお給料の5ヶ月分の歌声をタダで聞かせてもらいました。

 ありがとうございます。』

湊は首を振って伝えると、徹郎は笑みがこぼれてしまった。

 

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湊の転科には反対

瀬戸は高山の部屋を訪れて、湊の転科には反対だと意見を述べていた。

 

湊が考えた新しい手術方法について、湊はあえて響くんたちに告げなかったこと、それは高山から根拠のない希望を与えるなと言われていた言葉がちゃんと届いていることを教え、医者として成長していることを伝えた。

 

コミュニケーションはまだ苦手だが、外科医としての知識は優秀であると瀬戸は認めていた。

 

そして、 一人で自立した医者を目指すのは今はまだ難しいかもしれないが、お互い足りないところを補い合ってチームとして最善を尽くせる医師になれたらそれでいいんじゃないのかと思っていた。

 

 『高山先生だからこそ、彼の夢を守れるはずです。』

そう言うと、瀬戸はどうか彼を信じてと頼むのであった。

 

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湊がテレビデビューをする

『僕の歌を楽しみにしてくれている友達のためにも、夢に向かってがんばります。』

退院した響はテレビの番組に出ていて、倫太郎は嬉しそうに見ている。

 

『また歌えるようになったのは新堂先生たちのおかげです。』

そう言うと、湊は響に紹介されてテレビに写っていた。

 

小児外科医のみんなも、そのテレビ放送を見ていた。

湊は『何か顔怖くない?』と瀬戸につっこまれる。

 

『立派なお医者さんに見えるように高山先生の顔を真似しました。』

その場でも高山の顔真似をすると、似ている似ていないで意見が飛び交った。

 

『どこがだ。』

湊が声のする方に振り向き高山の顔真似を見せると、本人だったことに気が付き、直ぐに顔真似を止めていつもの湊に戻った。

 

そして、高山は湊に今日の当直をするように指示を出した。

前に定時に帰らせるよう言われていたから瀬戸は疑問に思った。

 

『当直は、研修医の仕事だ。』

高山が改めて言うと、他の医師は喜び、コール番やカンファレスの準備などを湊に頼むのだった。

 

高山は自分の部屋に入ると、転科願いを見つめるて縦に破って捨てる。

そして手帳に挟んでいる弟の写真を見て微笑むのだった。

 

湊の父が現れる

居酒屋では、男性が火のついたタバコを持ち酒を飲んでいる。

 

店内は響のインタビュー番組が流れていて『新堂湊先生』と、響きが湊の名前を口にしたのを聞きくと、男性の動きが突然止まりテレビに写る湊を見つめ始めた。

 

『すいません、新堂先生はこちらにいらっしゃいますか。』

居酒屋で湊のことを見ていた男性が、瀬戸に声をかけた。

 

疑問に思った瀬戸はどちらさまか尋ねると、その男性は湊の父だと名乗った。

瀬戸は、驚きを隠せずにいた。

 

その頃東郷が、猪口から『東行金病院・改革プラン(案)2018~2022年度』を手渡された。

猪口は、銀行から融資を断られていたことを何故か知っていた。

そして、このプラン通りに改善すれば間違いなくこの病院は潤いお父様の残した大事な病院を守ることが出来ると誘うのだった。

 

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グッド・ドクター 6話の予告動画

第6話は、命の危険を抱えた妊婦の物語です。

妊婦のりかとお腹の赤ちゃんの両方を助けたい瀬戸と湊は、また病院を敵にまわすことに…。

 

そして、理事長の東郷にも病院が存続するかどうか、決断の時がやってきます。

 

5話の終わりで突然現れた湊の父親。

湊に会いに病院を訪れるが、父親から暴力を受けていたので瀬戸は院長の加賀に相談をすることにしたが、加賀は何か秘密を抱えている様子。

 

ついに、湊の過去が明らかに…!?

 

いつも胸を叩くと兄の声が聞こえていたが、その声がもう聞こえなくなってしまった湊。

『ぼくはもうお医者さんにはなれません。』

兄からもらった木彫りのメスを手にして、湊は兄との約束や自分の夢を叶えられない辛さに絶えられず涙がこぼれてしまいます。

 

第6話の展開と、明らかになる真実に今からドキドキですね。

 

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感想・まとめ

天才ボーイソプラノ歌手の響くんの手術と喉が無事に治り、父親との強い絆に一緒に涙がこぼれてしまいましたね。

 

最初は小児科の子どもたちにも心を開かなかった響ですが、倫太郎の懸命な励ましで『また歌をうたいたい』と素直な気持ちに気づくことができ、感動の物語でした。

 

そして、高山は弟が自閉症を持っていることで深く傷ついたことを悔やんでいたため、湊に厳しく接して守っていました。

血は繋がっていないけど、プライベートでは兄弟のような関係になる日がくるのかなと想像してしまいました。

 

そして、最後にはまさかの父親が登場。

これには驚いたし、何を企んでいるのか怖い終わり方でしたね。

 

第6話の予告では、湊が医師を続けられなくなってしまいます。

湊がどうなってしまうのか、今から気になって仕方ないですね。

 

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