吹奏楽部の基礎練習には、主に①体力づくり②ロングトーン③タンギングの3つがあります。
未経験者の方には、タンギングが1番苦戦するのではないでしょうか。
私も含めてですが、初心者の方にやってもらうと、口を使って息を毎回吐くことを繰り返しております。
でもこのやり方って息切れして疲れちゃうし、演奏を聴いていてもキレイではないんですよね。
私は先輩の真似をして練習をしている内に、正しいタンギングの感覚がつかめました。
今回は、あなたがその感覚がつかめるように、できるだけわかりやすくご説明していきたいと思います。
タンギングは舌を使う奏法
タンギングとは、舌(タン)を使う奏法のことを言います。
初心者の方は楽器を吹くための口周りの筋肉と舌の筋肉が未発達なため、やりにくさを感じると思います。
しかし、練習を続けていけば筋肉が育っていくので、最初は出来なくてもいいので諦めずに続けましょう。
例えば腹筋も最初はできなかったり筋肉痛になったりしますよね。
でもやり続けて筋肉がつくことにより、徐々に出来るようになってきませんか。
それと一緒です。
最初は出来なくても、練習を続けていくとコツもつかめるし、必要な筋肉も作られていくのですよ。
タンギングはただの練習ではない!
スラー(なめらかに吹く)以外の時は、常にタンギングを使い楽器を吹いております。
もし使っていなかったら、たぶん何だかのっぺりとした曲になってしまうのではないでしょうか。
タンギングは、舌を使い、息をコントロールして音にリズムを付けているのです。
初心者の方には難しく、楽器によりやり方が異なる場合があるので習得までに個人差がありますが、奏者は必ずこのタンギングを使用し、曲を演奏しております。
重要なのは腹式呼吸とロングトーン
上記で楽器によりやり方が異なると書きましたが、なぜかわかりますか。
それは、マウスピースを吹く為の口の形(アンブシェア)が違うからです。
私はフルートしか吹けませんが、フルートにはフルートならではのタンギング方法があります。
(試したことはありませんが、多分他の楽器だとできないのではないかなぁっと思っています。)
それでも共通して言えることは、お腹の支えを使い、ロングトーンの状態でタンギングをすると言うことなのです。
初心者の方は、胸式呼吸で息を毎回吐くことを繰り返しております。
だから息切れを起こしやすいんですよね。
しかし正しいタンギングは、腹式呼吸をしてお腹の支えを使い、ロングトーンをしながら舌で息をコントロールしているのです。
キレの良い音を出すためには、タンギングもですが、お腹の支えも必要になってきます。
だから、吹奏楽部の基礎練習には、主に①体力づくり②ロングトーン③タンギングの3つがあるのです。
お腹の支え・複式呼吸・腹筋についてはこちら(←Click Please)の記事へ。
ロングトーンについてはこちら(←Click Please)の記事へ。
まとめ
タンギングのイメージは、つかめたでしょうか。
次は、舌の使い方についてご説明したいと思います。
初心者のためのタンギング②(←Click Please)の記事へ。
練習方法も記載しましたので、良かったら目を通して実際に試してみてください。
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